講義の仕方

 今晩、同僚の人たちと話をする機会があったので、レジュメの作り方や板書の仕方について、いろいろ聞いてみた。


 僕はちなみに、毎回A4の用紙で1枚程度のレジュメを作っている。まあ、僕らの先生の世代だと、レジュメをくれる人の方が少数だったので、それでもましな方だと思っていた。


 しかしながら、聞いてみると、A4で6、7枚という人もいて、ちょっと感心してしまった。それも左半分は基本事項を書き、右半分は空欄にして、そこに講義の内容を書き込んでもらう、などというアイディアも教えてもらった。


 さらに別の人に聞くと、レジュメを詳しくするのは反対で、むしろ板書を充実させるべき、という人もいた。やはり学生さんが実際に腕を動かすことが重要というわけだ。ふーむ、なるほど。


 その人は、毎回、講義の終わりに短い文章を書いてもらい、次の回にかならず優秀答案をコピーし、講評を加えるとのことだった。


 これらは、僕も昔、一年生相手の基礎ゼミなどで試みたことがある。でも、その後、なんとなく、通常の話しっぱなしの講義に落ち着いてしまった。ここらで、もう一度、講義の仕方を考え直してみるべきかもしれない。