天国

 今日、ふとした会話の中で、Daichiに「ママと一緒に、天国に行きたい」と言われ、A-sanは何事かとびっくりしていた。


 この話には前段がある。Daichiはときどき「Daichiが大人になったら、パパとママを車に乗せてあげるね」とか言うことがある。自分も早く大人になりたいというのだ。で、その流れで、「Daichiが39歳になったら、、、」てなことも、よく口にする。今の僕の年齢だ。


 「う〜ん、そのころパパは80歳近いおじいさんだな」と言うと、「じいじは?」と聞く。「じいじは、110歳過ぎてるな」。「じゃあ、Daichiがじいじになるときは、じいじは135歳だ(どういう計算根拠かは不明)!」。「いやあ、どうかな、そのころはじいじはもう死んじゃってるかも、、、」と不用意に言ったところ、急に不安そうな顔をしたDaichiは「死んじゃうって何?」と聞く。ものすご〜く不安そうな顔からは、彼なりに「死」という言葉に不吉なニュアンスを感じているようだ。


 こちらもあわてて「死んじゃうってのは、いなくなっちゃうんだよ」と言うと、ますます不安げに「いなくなっちゃうの?」。やばい、、、しどろもどに「いや、死ぬってのは、もうたくさん生きたから、天国に行って、のんびり暮らすことだよ」と答える。少しほっとした顔をしたので、「うん、天国に行ったら、穏やか〜に、のんびりとしていられるんだ」とか、適当なことを言う。いかんなあ、もうちょっと、ましなことを言うよう、次までに考えておこ。


 というような、前段があって、今日の会話に至ったわけだ。でもその次にDaichiが言ったのは「天国は、横浜に近いだんよ」。ふ〜ん、そうだったのか。