ベルリンの壁

ベルリンに来て、はや半月。ようやくベルリンの壁を見に行った。と言っても、まだ壁が残っているのは、ほんの数カ所だけ。まずはベルナウアー通りへ。

f:id:Shigeki:20180428172405j:plain天気が良い。芝生の上では若者たちがやぐらを作って、壁越えに挑戦している。確かに、頑張れば越えることができそうだ。この壁が人と人、国と国を絶望的に隔てていた時代のことを想像するのは難しい。

f:id:Shigeki:20180429173230j:plain今日はポイント・チャーリーへ。かつての検問所も、今はすっかり観光地に。周りには博物館のほか、便乗商法で、いろいろな施設ができている。やはり、この場所が、生死を分けた場所であることを想像するのは難しい。

f:id:Shigeki:20180429181046j:plainこの写真は1980年頃のもの。東と西のベルリンを隔てる距離は長かった。その間を通過する人間には、それ以上に長く感じられただろう。これがほんのちょっと前のことなのだ。様々な分断の歴史が同時代のものであることを忘れてはならない。