セゴレーヌ・ロワイヤル

 アメリカがヒラリーなら、フランスはセゴレーヌ・ロワイヤルだ。圧倒的人気で次期大統領選の社会党候補者となった彼女だけど、いったいなんでそんなに人気があるのかな。彼女のオフィシャルサイトをのぞいてみた。http://www.desirsdavenir.org/


 たしかになかなかかっこいいな。タイトルは「未来への願い(Desir d'avenir)」。「大統領選のポイントは、私たちの国に上を向かせ、社会が動き出すようにすることです。今、人と人との間に壁ができています。壁を壊し、橋を架けましょう。そして連帯を。あなたとなら何でもできます」(いいかげんな訳)。参加と分権がキーワードとのこと。


 ちなみに『リベラシオン』には、政治哲学者のマルセル・ゴーシェのコメントが。http://www.liberation.fr/actualite/politiques/elections2007/219799.FR.php


 ロワイヤルこそ、ミッテラン主義からの脱却を体現している、か。フランス人的な、「俺は何でも知ってるゾ」という、えばりんぼおじさんをあざ笑うことが、彼女の本領だという。ひねくれおじさんのゴーシェにしては、割と素直なエールだな。