「不思議ワールド」少年野球

 Twitterをやるようになって、ますますブログを更新しなくなってしまった。が、まとまった字数を書くのにはやはりブログかな。といって、別にまとまって書くこともないのだけど、、、


 昨日、Daichiの野球チームの納会があった。午前は練習で、午後からは親善試合。やきとりやら、豚汁などをわいわいい食べながら観戦した。


 前にも書いたかもしれないが、この少年野球というものに、僕は両義的な感情をもっている。よく知られているように、日本の少年野球は独自の文化を育んでいる。たとえば、野球の技術以上に、あいさつや、道具を大切にすることを強調する。まあ、それはそれで良いと思う。また、チームプレーを重視し、仲間を応援したり、一緒に連携行動することを、やかましいくらいに言う。これはこれで集団行動の訓練になるのだろう。


 とはいえ、大声でどなったり、子どもたちを立たせて、監督やらコーチやらが延々説教するさまを見ていると、正直なところいい気分はしない。さすがに今の時代なので手こそ出さないが、雰囲気は軍隊調である。


 昨日の納会の最後のセレモニーも「う-ん」であった。代表というおじいさんから始まって、Aチーム、Bチーム、Cチーム監督の話、役員挨拶、来年度のスタッフ挨拶、保護者代表あいさつ、、、夕方急激に寒くなる中、実に1時間近く話が続いた。いやはや。


 でもねえ、そういう地域のおじいさんたちが何人も集まって、孫よりも小さい子どもたちのプレーを朝から晩までうれしそうに見ているのは悪くない風景のような気もする。少年野球というのは、現代日本社会にのこった最後の「不思議ワールド」なのかもしれない。