本を薦められる
珍しくDaichiが本を薦めてくれた。後藤竜二という人の『キャプテンはつらいぜ』である。
キャプテンはつらいぜ キャプテンシリーズ(1) (講談社青い鳥文庫)
- 作者: 後藤竜二,杉浦範茂
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1985/07/10
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
よほど面白かったのか、何度も「読んだ?」と聞いてくる。ここまで言われたら、読まざるをえない。明日の打ち合わせのために何冊か本をもちかえっていたのだが、それをうっちゃって、少年野球小説に読みふける。
有力メンバーが抜けて崩壊のピンチにたたされた少年野球チームで、残されたへったぴな面々がやる気を出し練習に励んだ結果、だんだんチームが強くなっていく、という話である。まあ、定番ものといっていい。
グレかかった友人をチームにさそう話や、主人公の両親を含む商店街の人々の熱い応援といった話など、ちょっと雰囲気はレトロである。奥付をみると30年近く前の本だから無理もない。
まあ、なかなかいい話だったので、Daichiに話しかけてみる。「Daichiが主人公だったら、みんなが逃げて、つぶれかかったチームを立て直そうとしてがんばる?」と聞くと、首をふる。あら。
「Daichiだったら、昔の友達がワルになっていても、『一緒に野球をやろうぜ』って言いにいく?」と聞いても、首をふる。おいおい、それじゃあ、この本のどこに感動したんだい、と聞くと、「チームが強くなるところ」。う〜む。
ちなみに同じ著者は、江戸時代におきた三陸の一揆を素材にした小説も書いているという。
- 作者: 後藤竜二
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る