政治を語る言葉
前にも書いた気がするけど、ジョージ・オーウェルの評論が好きである(正直いうと、『1984』や『動物農場』はちゃんと読んでいない)。
まあ、言っていることすべてに賛成するわけじゃないけど、文体というか、書き方がとてもいいと思う。まさに、政治評論という気がする。
評論集についていえば、岩波文庫版もなかなかいいセレクションなのだが、やはり平凡社ライブラリー版が4巻本と充実している。最近、新装版が出て、手に入れやすくなったし。
なぜかそのうちの第二巻『水晶の精神』を持っていなかったので、買ってみる。で、いきなり読み始めた最初の文章が「政治と英語」。政治を語る言葉は明晰でなければならないとして、ラスキを含む何人かの文章が吊るし上げられている。
う〜む、たしかに悪文である。ただ、自分も、この手の文章を書いていないかといわれると、、、微妙である。
読んでいたら、どうも文章が書けなくなってしまった。いかんいかん。