元旦の記事

 元旦の新聞記事は、とうぜんながら、前もって準備されたものである。人口ネタなどが定番であるが、各社ごとにそれなりに力の入った「今年の日本と世界は」的な記事が多い。


 今年、ちょっと面白いと思ったのが毎日新聞。「ガバナンス 国を動かす」というテーマで今後特集を組む予定らしい。うちの研究所の次期プロジェクトも「ガバナンス」だが、まあ、はやりのテーマらしい。


 今日の記事で面白かったのが、民主党政権発足時から、政府の新しい形をめぐる路線闘争があったことを報じている点である。民主党政権は「脱官僚支配」といいつつ、財務省と手を結んでいるとはよくいわれることだが、政権発足当初にはむしろ経産省の中堅幹部と手を組んだ急進改革派の路線も有力だったという。その後財務省派の巻き返しがあり今日に至るわけだが、急進改革派も完全に消えた訳ではないらしい。どちらも官僚頼みの「脱官僚支配」とはいえ、対立する路線の闘争があったというのは面白い。


 他にも、明治以来の政官関係をめぐる変化をめぐる特集もあるし、僕的には面白かった。


 他紙についていえば、トーチュー別刷りの立浪と4人の選手の対談も面、、、(以下略)