理系の先生方

 これまで、ずいぶんといろいろなところで話をさせていただいてきた。おかげでだいぶ度胸もついてきたと思っていたが、今日はなんと理系の先生方を前にしてである。いったい何を話せばいいのだーーーと思いつつ、会場へ。


 ご挨拶をさせていただくと、全員、年長の先生方ばかりである。というか、「〜所長」とか「〜学長」といった「ちょー』のつく方ばかりのようである。えらいところに来てしまったとつくづくため息をつく。


 あんまり、自分のプロパーな話ばかりすると、理系の先生方には何のこっちゃだろうし、かといって、あまり通俗的な話をして喜ばれるとも思われない。必死になって格調高げな話をしたが、あまり地に足のつかない話をすると宙に舞ってしまう、、、


 でも、意外に希望学の時間軸の話とか、再帰的近代化論とか、デモクラシーと社会の自己反省能力といった話は、理系の先生にも受けがいいようだ。


 まあ、これはこれで得難い経験だったのかもしれない。