レヴィ=ストロース

 レヴィ=ストロースが亡くなった。デリダのときもそうだったが、フランスの新聞では、たいへん大きな扱いである。ル・モンドの一面もレヴィ=ストロースであった。


 フランスでこれからどのような追悼記事が出るか楽しみだが(追悼記事を「楽しみ」というのも、悪趣味かもしれないが)、日本の方はどうだろう。


 今晩のA新聞の記事もなあ、、、Hさんの論考が掲載されているが、マルクス主義の限界を乗り越える思想、という紹介はわからなくもないのだが、もうちょっと適切な評価がありうるのではなかろうか。


 何ごともすぐに「時代遅れ」にしてしまう日本の思想界。はたしてレヴィ=ストロースと「構造主義」をきちんと位置づけられるのだろうか、、、