赤ひげ

 家族が寝静まってから寝床を抜け出し、黒澤明のDVDを見る。少し久しぶりだが、今日は『赤ひげ』である。


 山本周五郎の原作。江戸の貧しい人々への医療につくす「赤ひげ」と、そこにつとめることになり、反発しつつも、やがて尊敬するようになる弟子保本の物語である。


 正直いって長過ぎる。保本を演じる加山雄三は大根だ。何より、あまりに「ヒューマニズム大作」だ。出てくる人が立派過ぎるし、「いい話」過ぎる。


 でもねえ、、、やっぱり、感動してしまうな。うん、いいお話だ。