学会懇親会

 S学会に出席。研究者以外の方にはわからないだろうけど、学会後の懇親会というのは、ちょっとしたお楽しみである。同窓の友人と「やあやあ」、同じ専門の仲間と「ねえねえ、あの本読んだ?」など、それなりに楽しい。


 が、顔見知りとばかり話していても進歩がない。今日は一つ、なるべく初めての人と話すよう、心がける。とはいえ、いきなり出会った人に、「それでは、S学の未来について、一緒に語り合いましょう」とは言いにくい。


 というわけで、懇親会会場を「う〜」とうなりながら、徘徊する。今日、会場で僕を見た人は「何をやってるんだ?」と思われたかもしれないが、そういう趣旨である。よっぱらって千鳥足だったわけではない。


 で、今日、面白かったのは、しばらく前に山県有朋についての新書を書かれた、日本政治史のI先生との遭遇。その本では、註で同業者をなで切りにしている。おっかない人かな、と思ったが、いかにも好奇心旺盛そうな、おもしろおじさんであった。同業者ではないので、なで切りにもされず、よかったよかった。


 それから、前衆議院議員のI先生。いきなり目の前に現れるとインパクトがある。一瞬ひるむが、思い切って挨拶してみたら、愛想のいい方であった。うん、これはこれで学会ならではある。よかったよかった。


 何人かの方に、このブログを読んでいると言われた。業界関係者に読まれていると思うと、気が気ではない。これは、よくないよくない。