キャッチボール
午後、Daichiと一緒に、近所の公園に出かける。久しぶりにキャッチボールをすることになったのだ。
ところが、しばらくやっていると、どこからともなく、Daichiより2、3歳年下とおぼしき、浅黒くてエキゾチックな顔立ちの女の子が現れる。キャッチボールをしているすぐ近くにまでよってきて、何だかあぶないなあ。
一緒の野球をやりたげなので、いれてあげる。でも、野球をするのははじめてのようで、グローブでボールを投げようとする。
最初は困った顔をしていたDaichiだが、「そうじゃないよ、こうやって投げるんだよ」と教えてあげる。でも、何だか話が通じていないようだ。
野球ははじめてのようだが、楽しそうにやっている。はしゃいでかわいいけど、話す言葉がほとんどわからない。
たぶん、お父さんかお母さんが外国の方なのだろう。夏休みで帰省しているのかな。公園につれてきたおじいさんは、何だかぼおっと空を眺めている。
それでもしばらく、3人で遊ぶ。何だか、不思議な夏の日の午後。