『フランス革命の省察』

 今日のゼミでバークの『フランス革命省察』を読み終わった。で、読み終わったところで、ある意味根源的な問いが提起された。


 「なぜ、バークの文章には区切りがないのか」


 まあ、元々、書簡形式で書かれたという事情もある。時局柄、いそいでまとめたということもあるかもしれない。それにしても、まったく区切りのないまま、議論があっちに行ったり、こっちに行ったりするのは、なぜなのだろうか。


 その背景にある、バークの思考の構造のようなものが見えてくると面白いのだけど。


 保守主義聖典とも言われるこの本。まだまだ探る余地がありそうだ。