フランス・リベラリズム

 今日は、NF会館のシンポジウムである。テーマは「フランス・リベラリズム」。正直いって、このテーマとなれば、自分も一言いいたいことがある、というテーマである。お誘いいただいて、二つ返事でお引き受けした。


 長丁場である。朝10時に始まって、1人の報告者の持ち時間が1時間、しかも僕は「トリ」である。開始予定時間は4時30分。いやあ、長い長い。学者は、煎じ詰めれば体力である、という意見に、日々傾きつつあるが、まさしく体力の問われる企画である。



 実際には、予定をさらに押して、僕がしゃべりはじめたのは、5時過ぎである。聞く方こそたいへんだったと思うが、気持ちよくしゃべる。いろいろいいたいことはあるのだ。



 フランス研究者の本領に戻れた気がして、うれしい。へたなフランス語もたくさん話す機会があったし、いや、フランス研究者であることの喜びを再確認した一日であった。