フランス大学スト
フランスで大学のストライキが進んでいる。サルコジによる大学改革に対するものであるが、昨年末以来、続発しているのスト一環である。しばらく前にも、フランス全土で交通機関がまひし、線路を歩く人々の写真が報道されていたが、今回もかなりの規模になりそうだ。
サルコジ改革は大学の教員の労働条件をめぐって、かなりドラスティックなものだが、日本の現状を見ていれば、さもありなんという気もしなくはない。ただ、違うのは、フランスの場合、それに対し、大学教員が立ち上がったということであり、またそのような大学教員に対し、社会の支持があるということだ。
先日のフランス全土のストについても、混乱というより、社会的支持の声が大きかったように見える。
日本では、「またフランスではストか」くらいで報道されている。彼我の空気の違いを感じる。