書評

 最近、書評の仕事が何件か続いたが、基本的に書評の仕事は嫌いではない。


 書評というのはやはり組み合わせの妙というか、相性の善し悪しがあると思う。幸い、どの本も面白く、ほっとした。「こんな本、つまらん!」などという書評は、書く方にとっても、読む方にとっても時間の無駄である。やっぱり、書評はほめるものでありたい。


 それにしても、不満の種は字数の少なさである。『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』とか『タイムズ・リテラリー・サプリメント』とは言わないが、もう少し字数があればな、と思わなくもない。いや、もちろん、短くても、ぴりりと辛いのを書くべきなのだろうけど、、、


 内容を紹介していると、それだけで字数になってしまうような書評だと、やはり不満が残る。もう少し、あれこれ書きたいものだ。


 芸のある書評の書き方について、学びたいなあ。