ぴんから

 某企画の打ち合わせ。はっきりしたのは、「個人(化)」や「コミュニティ」といった、ほんとうに基本的なボキャブラリーさえ、それを論じる人が想定している社会や時代によって違ってくるということ。話せば話すほど、そのスタート時点でのずれが拡大していく。使う人の数だけ、用法が違ってもいいじゃないかとも言えるのだが、一冊の本をこれから作り上げて行くにあたって、悩ましいところである。まあ、おもしろいところでもあるのだが。


 今日の飲み会で知った、新しい言葉。「ぴんから」。兄弟ではない。一人でカラオケという意味だそうである。アメリカにおける社会関係資本論の有名な著作に『一人でボーリング(ボーリング・アローン)』があるが、日本ならさしずめ、一人でカラオケであろう。


 しかし、『カラオケ・アローン』とか、『ぴんからとソーシャル』という本を出したら、引かれそうだな、、、