福井散策
今日は県立大学へ。フランス研究仲間のUさんと会う。実をいうと、Uさんとこれだけまとまった話をするのははじめてである。他の町では何度も会っているのだが、なかなかじっくり話をする機会がなかった。これも福井の縁というべきだろうか。
空き時間に、福井の町を歩き回る。お城があって、路面電車の走る、なんとなくなつかしい感じのする町である。歴史のある大きな町であり、商店街をみてまわっても、なかなか面白い。まあ、どこの地方都市も同じであるが、シャッターの閉まったお店も少なくないが、おそらく若い人がやっているであろう新しいお店もちらほらある。
町の端には、柴田神社がある。そうか、ここは徳川時代以前には柴田勝家の居城北の庄城があった場所なんだ。町には、いくつもの歴史の層が重なっている。
商店街の一角では、宇野重吉に関するイベントをやっていた。死後30年を記念するものらしい。宇野重吉、中野重治、三好達治、水上勉、、、福井は多くの文人を輩出した地域である。
福井の町をまた少し身近に感じるようになった。