東北バスの旅

 つまずきの石は、目の前にあった、、、地震から一夜、何人かの方から安否を気遣う連絡をいただいても、「だいじょうぶですよー」と明るく答えていたのだが、、、


 問題は交通機関であった。テレビ報道によると東北新幹線は仙台以北が運転見合わせとのこと。駅に行って確認してみる。復旧の見込みは午後4時以降とのことである。しかも新花巻まで行く釜石線もとまっていて、復旧は午後になるという、、、やれやれ。


 結局、午前中は図書館での調べもので時間をつぶす。午後、再度駅に出かけるが事態は変化がない。バスはというと、東京行きは深夜便しかない。さすがにねえ、、、結局、新幹線が確実に走っている仙台まで行くバスにのることにした。


 いや、しかし、長い道のりだった。新しく開通した新仙人峠のトンネルも見れたし、遠野の町中ものぞけたし、それなりには面白かったが、、、仙台に着いたのはどっぷり暗くなる頃。結局、一日がかりになってしまった。


 今まで知らなかった町を一つひとつ抜け、どこの山中かという道の駅に停車するバス。ともかく疲れたけど、アナザーワールドな旅だった。