採点

 とりあえず締め切りの1月危機を脱し、月一の原稿も書いた。とはいえ、過去からの借金はいまだたいして減っていないし、目の前を見ても試験の採点がある。科研費関係の処理も待っているし、2月も乗り切るのがたいへんなのだ。


 今日はようやく、試験の採点を一つ終える。しかし、まだ大物がのこっている。毎年のことではあるが、数百枚の答案が僕を待っている。


 採点を楽にする方法を考えないわけではない。それでも、今年も、びっちりと書き込まれた答案の山を前に、不思議な満足感と諦観を覚えるのであった。