アメリカ大統領選

 アメリカ大統領選がおもしろくなってきた。民主党オバマ共和党はハカビーという、事前に「赤丸急上昇、でも本物かな?」と思われた両候補が、予想通り、あるいは予想以上に勝利した。対するに、民主党はヒラリー、共和党ロムニーという、資金力に富む本命候補が足踏みをしている。さてさて、オバマ、ハカビーの勢いはどこまで続くか、はたまたヒラリー、ロムニー、そして共和党ではあとジュリアー二とマケイン、こういった有力候補の巻き返しはなるのか。これからしばらくは目が離せない。


 ちなみに僕は、フランス大統領選では社会党のロワイヤル候補に注目し、伝統的な労組依存ではない、新しいタイプの左派指導者として大きな期待を寄せた。結果は見ての通り、最初の勢いはどこへやら、最後はてひどい敗北に終わった。結果的に、日本ではほとんど、ロワイヤルについて否定的な評価しか見られなくなり、ロワイヤルびいきの僕としては、悔しい思いをした。


 アメリカ大統領選では、オバマに注目し、これまでもいくつかのメディアで彼についての文章を書いた。こっちはどーかな。やっぱり、僕が注目する候補は途中で失速するのかな。いやいや、政治学者は予想屋ではないので、あまりうかつなことは書かないようにしよう。


 それでも「希望」についてあれだけ正面から語る候補には、いろいろな意味で注目せざるを得ない。ともかく、楽しみである。