ひと山ふた山

 日々のストレスからの逃避か、はたまたあくなき学術への関心かはともかく、金に糸目を付けず、じゃんじゃん洋書を注文したのが、いっせいに届き始めている。


 その内、北米からの一冊と、フランスからの一冊(というか二冊)に目が釘付けになる。ある意味、テーマは似ている。世俗化の問題である。いずれもウェーバーの世俗化論に挑戦し、それをデモクラシーとの関係で論じている。むむむ、テーマはかなり似ているが、やはりアプローチはまったく異なる。両者を一つの射程に入れて論じることができたらいいなあ、と夢想する。


 はっ、いかん目の前の仕事を直視しよう。あ〜まだまだ冬休みまで、ひと山ふた山。がんばろう。