政治ジャーナリズム

 今回の参院選では、思いがけず、何回か新聞や雑誌などに文章を書かせてもらった。「なんで僕に?」という印象は最後まで残ったが、まあ、一度はこんなところに書いてみるのも面白いかと、ついつい引き受けてしまった。


 結局、たいしたことは書けなかったが、自分なりには思うところもあった。政治ジャーナリズムの文体である。生意気なようだが、どうも政治ジャーナリズムの文体に不満がある。1)なんとなくえらそーである。2)誰の視点で書いているのか疑問である。多くの場合、政界インサイダーの視点であったり、政治システムという視点であったりするが、有権者一人ひとりの目線には立っていない。3)いずれにせよ、知的にわくわくするような話ではない。


 ということで、自分で書く場合、とりあえず1)えらそーでない文体で書く、ということは意識した。それから2)なるべく内側や上からの視点は避け、一有権者の視点から書こうとした。それから3)一つくらいは知的におもしろいことを書こうとした。


 まあ、どれも中途半端だった気もするが(とくに三つ目は)、、、とりあえず良い経験だった。