山陰のとある町にて

 朝起きるとすっかり元気になったDaichi。一緒にサッカーをやり、家の周りを走り回る。環境にもなれたようで一安心する。


 H市はおだやかな山陰の町。車にのってしばらくすると、山また山になる。中国山地はけわしいなあと、あらためて実感する。それでも5月の山林(いや、まだ4月か)は明るく輝き、とても気持ちいい。それにしても、高速道路は車が走っていないけど。


 地元の大学の先生何人かと会う。自分と同年配の人も。それぞれ数分だけど、なんとなくこの地域における大学コミュニティの雰囲気がわかる。


 近くの郊外型書店に行くと、『硫黄島からの手紙』のDVDが山積みになっていた。なんとなく、もう一度見たくなり買ってしまう。家に帰って、Daichiの寝た後、映画鑑賞会に。自分の親にも、おもわず僕の解説付きで見せてしまう。うん、やっぱりなかなかの映画なのだ。