丸山真男

 昨日は研究会。毎年結構ものものしい研究会なのだが、今年はだいぶ雰囲気が違う。やはり政治学の世界もだいぶ世代交代が進んだようである。


 その後の懇親会でふと耳にしたある会話。とある大学院に入り立ての院生さんが、あるベテランの先生に「先生は丸山真男に直接学ばれたんですよね。丸山真男って、そんなに重要な存在だったんですか」という質問をしていた。「すごい質問だなー」と聞いていると、そのベテランの先生も答えに窮して、絶句していた。その後の会話を聞いていると、純粋に丸山真男が過去の政治学においてそんなに重要であったのか、まったく想像がつかない、ということらしい。まあね、それはある意味で正当な質問であるが、しかし、きちんと答えるのもちょっとしんどい質問だなあ、と思ってしまう。


 「丸山真男って、偉い学者だったんだよ〜」っていう答えも違うだろう。きちんと説明しておきたい。が、、、