巡業の旅

 過酷な巡業の旅から生還した。昨日は京都で、今日は東京で研究会報告をした。飲み会ダブルヘッダーとかならいいのだが、研究会報告のダブルヘッダーはかなりきつい。それも京都と東京の移動が加わるのだからなおさらだ。


 昨日は、京大の研究会。テーマは啓蒙。研究会後に飲み会があり、ありがちなパターンなのだろうが、最後は京大の先生御用達の店になだれ込んだ。そこに、旧知のフランス人とその友人が乱入し、なぜか英語の歌の合唱会となった。なんだ、やっぱりフランス人もアメリカン・ポップス好きなんだ。飲み過ぎて、啓蒙というより、よっぱらいの蒙昧状態に陥り、ホテルのベッドに倒れ込んだ。


 今朝、眼をさますとすでに9時を過ぎていた。あわてて、ホテルを出て、新幹線に。東京に着くと研究室に移動し、必死にレジュメを完成させ、コピーをとったら、研究会のはじまる5分前になっていた。「やばいやばい」と走って、会場へ。この研究会のテーマはM山M男についての本の合評会。M山M男について語りたくて語りたくて仕方がない、M山M男についてなら、1時間でも2時間でもしゃべっちゃうぞ、という人々を前に報告するのは、かなり緊張ものだったが、けっこう好きに話をした。


 これで、9月中旬の山は越した。次はいよいよ釜石だ。


 (今日、ある方から、「実は僕も君のブログを読んでいる」と言われた。ちょっと緊張し、少しはインテレクチュアルな話を書こうとしたが、今日も飲み過ぎていて駄目だった。他日を期したい)