グループ調査のいろは

 職場の共同研究で、9月に大規模な地域調査を、その前の7月に予備調査をすることになっている。ということで、今日は大規模なグループ調査をする上での注意点について、その道の専門家の話を聞く。


 基本的には、ばらばらになりがちな研究者たちをいかにオーガナイズしマネージするかという話と、この手のグループ研究で起こりがちなトラブルにいかに対処するか、リスクをいかにヘッジするかという話であった。グループ研究も何も、そもそも調査というものがはじめてな僕には、すべて「へ〜」な話であった。しかし、今の時代、何でもかんでもマネージメントと、リスク管理の話に行き着くわけだね。


 しかしまあ、僕なんぞ、いつもぼーっとしている。きちんと計画をたて、準備をし、必要なリスクを予想すべきと言われても、そもそも何を調査しようとしているのか、うすぼんやりとしかわかっていない。まあ、行ってから考えればいいじゃん、と口まででかかるが、そうも言ってられない。困ったなあ、どうもこれまでの人生、とりあえずぼんやりとしたままスタートし、あとはやってる最中に次第に見えてきて、というパターンで乗り切ってきた。ゴールが見え始めた頃になって、ようやくしゃかりきになる、という具合でもなんとかなってきたのだ。が、そういう生き方じゃ、もうだめってことかな。自分一人ならそれでもいいのだけれど、他の人に迷惑をかけてもいけないし、、、あと自分が人に指示を出さなければならなくなると、やっぱり、この薄ぼんやりスタイルには問題がある。「どうしますか、指示を出して下さい」と言われて、「う〜ん、まあ、いろいろやってるうちに思いついたら言うよ」じゃ、まずいよなあ。


 問題はどうしても頭をその調査に完全に向けられないこと。そう、目の前にあるのは、英語の報告の方だ。こちらをまず何とかしないと。