風力発電から地域振興へ

 今日もいろいろあったが、おもしろかったのは研究会。「お仕事」で出ないといけない研究会なのだが、お題はなんと風力発電。僕もまあ、いろいろな研究会に出ているが、そのなかでもかなり特殊なテーマだったと思う。「なんで俺が風力発電の研究会にでにゃあ、いかんのだ」と言いたいところだが、聞いてみるとこれがなかなかおもしろい。


 そのおもしろさのかなりの部分は報告者の先生自身のおもしろさに由来していたと思う、ともかく、この先生、風力発電がおもしろくてしかたない、という雰囲気にあふれている。しかも、電力行政の世界というのは、純粋に科学や技術の世界ではなく、行政や政治の世界でもあるが、その点についても、国際会議に頻繁に出席しているというこの先生、抜かりがない。なかなかポリティシャンであると見た。


 報告が終わった後、夜にはパリ行きの便にのるという。でも、「せっかくだから聞いていきます」と、次に「地域振興」の報告にもつきあって、最後まで部屋に残っていた。ある意味、偉い人なのだ。


 理系にもおもしろい人がいるなと思った。それはそれで収穫だったかな。