早朝の楽しみ

 この二ヶ月ほど、生活習慣を変えた。夜、なるべく早く寝て、朝早く起きて仕事をする。まあ、簡単な話ではあるが、実際にやるのはむずかしい。とはいえ、懸案の教科書を書くためには、無理をしないといけない。試しに、小学生の子どもと一緒に寝て、朝、3時か4時に起きて仕事をするという習慣を始めた。


 うちの子は、上が小学校4年で、下が4歳である。この二人に有無を言わせず、9時過ぎには寝かせるのが最初のポイントである。「ほら、ちゃんと寝ろ」といいながら、父親自身が一番に寝込んでグーグーという生活が始まった。


 僕もおじさんなので、睡眠時間は長くない。だいたい朝、3時か4時には目が覚める。この時間に寝床を抜け出し、コーヒーを飲んで一息つくと、ちょうどいい。このまま仕事に入れば、子どもが起きる7時前にかなりの仕事ができる。


 子どもが起きると、あとはまあ、いつも通りである。妻が7時半に家を出て、後は上と下の子にごはんを食べさせ、着替えさせ、学校に送り出す。下の子を送って家に戻ると、何だか一日の仕事が終わった気がする。


 9時過ぎに、「ああ、今日も一日、よく働いた」という感慨を得るのは悪い話ではない。一日、後の時間はボーナスである。すべて、世のため人のため忙殺されても、まあいいかという気がする。


 問題は、夜の飲み会である。一週に3度あると、やっぱりきついね。午前様になると、早朝起きるのは、やっぱりつらい。ということで、当分、勤勉な生活を送ります。たぶん、続かないだろうけど、がんばります。


 夜明け前に近所を歩くと、本当に気持ちがいい。朝って、やっぱりいいですね。


PS. 夜9時過ぎに寝ると書いたのを読んで、むかついた方に。いや、やはりその時間に寝るのは難しいです。でもまあ、人間、一日のどこかで仕事をしないといけない。だったら、早い時間にというわけだけど、さあ。