エディターシップ

 今年は僕の人生のなかで、もっとも多くの本の編者の仕事をした年である。職場の共同研究4巻本のうち2巻、トクヴィル本などを含め、多くの本の編者をつとめさせていただいた。


 今日もとある企画の本の執筆者会議があった。この本の編者は僕一人、執筆者は全員、僕が「ぜひこの方に」とお願いした人ばかりである。我ながら、とても重要な仕事をさせてもらったと思っている。


 しかし、今日、執筆者の方に集まっていただいて思ったのは、僕にとっては全員旧知の方であっても、専門も、出身大学や現職という点においても、ばらばらな方たちばかりである、ということである。


 このメンバーが、ほんとうの意味でチームになったら、とてもすばらしい本ができると思う。そういう意味で、エディターシップ、がんばるぞ、と大いに張り切った一晩であった。