スカラーズ・ハイ

 「ランナーズ・ハイ」という言葉がある。走っているうちに、アドレナリン分泌の関係であろうか、ハイな気分になり、いくらでも走れそうな気分になることをいう(たぶん)。


 それでいうと、「スカラーズ・ハイ」というのもあるかもしれない。研究をやっている上で、アドレナリンの関係か何だか知らないけど、ハイな気分になり、なんだか「自分はいま、けっこういい仕事をしているのではないか」と思える瞬間である。たいがいは、きわめて時間限定的であり、後になってみると、「何でそんなことを思ったんだっけ」ということになるが、まあ、時にはそういう気分にでもならないと、研究人生も続かない。


 ここ数日、なんだかそのようなハイな気分を一瞬感じた気がするのだが、週末、DaichiやSatoと取っ組み合いをして遊んでいるうちに、「何でそんなことを思ったんだっけ」という気がしてきた。


 はい、またやり直し。ハイな気分を取り戻そう。