山田風太郎
井上寿一『吉田茂と昭和史』(講談社現代新書)を読んでいると、不思議なことに、山田風太郎の日記がかなり使われている。この手の政治史の本で、山田風太郎というのは、かなり珍しいのではないか。
- 作者: 井上寿一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/18
- メディア: 新書
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山田風太郎は知る人ぞ知る、伝奇的小説の大家であるが、若き日、医学生時代の日記は、それ自体としておもしろい。
本棚をごそごそしてみると、『戦中派不戦日記』(講談社文庫)と『戦中派虫けら日記』(ちくま文庫)が出てきた。久しぶりに読んでみる。
彼の日記はいつの時期のものも、おもしろい。しばらく楽しめそう。