恥ずかしいリスト

 自宅の机と本棚を整理した。ここ数ヶ月、ほんとうに忙しく、また精神的に余裕がなく、荒れるにまかせてきた。本と書類がうずたかく積み上がり、何かを引き出すと山が崩壊するという有様である。Daichiや、遊びに来たDaichiの友達にも見られて、面目がない。


 僕の場合、仕事の本は基本的には研究室に置いてある。家にあるのは、その時々の作業用の本以外は、趣味の本が中心である。


 文庫本など、著者別に整理してみてみたが、やはり多かったのは村上春樹である。全部一括りにして、上の棚に入れてしまう。またあるとき急に読みたくなり、読み出すと全部読んでしまいそうだが、まあ、とうぶんはしまっておこう。ミステリーの類もまとめて整理してしまう。


 意外に多いなあと思ったのが、小林信彦。う〜む、僕はこの人の書くものが昔、とても好きだったのだ。もうほとんど本屋には置いてないであろうものまでずいぶんとたくさん持っている。それから橋本治のものも目立つ。この人の本も、出たときに買っておかないと、すぐに本屋から姿を消してしまう。


 ほとんど処分してしまったはずの沢木耕太郎の本などもちらほら残っている。須賀敦子の本も、いまでは河出文庫でそろうけど、オリジナルで一通り持っている。


 いや、自分の過去の読書傾向をばらしてしまって、ちょっと恥ずかしい。