東アジア(続き)

 目の前の仕事が山積しているのだが、昨日のS先生の報告に刺激を受け、「アジア」という問題が頭のなかをぐるぐるまわっている。ということで、仕事の合間に二冊の本を取り出し、ぱらぱらと読む。


 一つは道場親信さんの『占領と平和』、もう一冊が米谷匡史さんの『アジア/日本』である。考えてみると、お二人とも、僕と同じ年に生まれている。良心的で、ていねいな仕事に、あらためて感動する。そして、分野違いとはいえ、彼らの鋭い問題提起を自分としても何らかのかたちで受け止めていかなければならないと思う。