学位授与式

 A-sanが目出たく大学院を修了することになった。今日、学位授与式があったわけだが、案内によれば「保護者の方も1名まで参加できます」とある。そうか、それなら「保護者」として(保護してないけど)、僕も参加しようではないかと、勇んで会場に乗り込んだ。



 しかし、卒業式とか修了式というのはいいなあ。みんな新しい生活が始まることへの緊張感を少しにじませつつ、でもやっぱりなんだかうれしいな、という感じで、はなやいだ雰囲気。そういうところにいると、自分もなんだかふわっと浮き上がるような気分になる。そこの学長さんの挨拶はなぜか『国家の品格』と『バカの壁』の話で、そのときだけは「おいおい」と思ったが、まあ、それ以外はなかなか良かった。


 A-sanもちゃんと修了証書をもらえたようだ。よかったよかった。


 僕は学部学生のいない研究所勤務なので、卒業式にはあまり縁がない。せいぜい関係する院生さんの学位授与式くらいである(あ〜、それもあまり出てないな、ゴメン)。大学に勤務する友人たちから、ゼミ生と一緒に記念写真をとったとか、パーティーをやったなんて話を聞くと、やっぱりちょっとうらやましいな、と思う。