ひらめいたのだろうか

 たしか湯川秀樹だったと思うけど、つねに思いついたアイディアを忘れないように、枕元にもメモを置いておいたという。別に自分を湯川になぞらえるつもりはないが(おいおい)、僕も時々、「ひらめいた!」と思って、しこしこメモをとることがある。今朝も駅で電車を待っているときに、猛然と頭が動き出し、手帳の余白に必死に書き込んだ。殴り書きだけど、実に四頁にわたる力作である。


 問題はそこからである。電車にのっている間もけっこう意気揚々、「いいこと思いついた!」と盛り上がっていたのだけれど、日中ゼミや何やらがあって時間がたつうちに、「なんだかなあ、、、」とだんだんトーンダウンしてきた。どうもそういう目で見ると、手帳のメモも汚い字でよく分からないことを書き連ねただけにも見えて来る。う〜ん。


 盛り上がっていた自分と、今の自分、どっちが正しいのだろうか、、、明日の朝、もう一度読み返してみよう。