再度、絵本
数日前買ってきた『三匹のやぎのがらがらどん』をDaichiと一緒に読む。最近、昔ほど熱心にDaichiと絵本を読んでいないなと思い、この有名な絵本をついに買ってきたというわけだ。
- 作者: マーシャ・ブラウン,せたていじ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/07/01
- メディア: 大型本
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この前、義父母から「Daichiは、あまりストーリーのある本を読まない」と言われた。たしかにDaichiは電車の絵本など絵と名前の入った本、保育園からのお便り、それから新聞折り込みのビラなどは、好んで読む。が、あまり、ストーリー性のある本は読んでいないようだ。これではいけないと、むくむくと「読み聞かせパパ」の欲望が高まってきた。
しかし、この本、実はけっこう恐ろしい話なのである。三匹のやぎが橋を渡ろうとすると、橋の下にトロルという恐ろしい怪物がいる。このトロルが「おまえなんて食べてやる!」というのに対し、なんとかやぎは機知をきかして橋を渡り、最後は一番大きいやぎが逆にトロルを倒してしまう。恐ろしいというのは、最後にトロルを倒すシーンで、眼を串刺しに、体を八つ裂きにしてしまう(しかし、この本の訳者は「串刺し」ではなく、「でんがくざし」なんていう言葉を使っている。いくらなんでも、そんな言葉、今の子供にはわからないだろうと思うけど)。いくら怪物とはいえ、あまりといえばあまりである。ちょっとスプラッター的でもある。
が、こちらのそんな懸念も何のその、トロルが八つ裂きにされてもDaichiは、「よかった〜」なんていうのである。ちっとも残酷と思っていないようだ。まあ、そういうものか。僕も昔、ウルトラマンが怪獣をこなごなにするのを見ても、「怪獣、かわいそ〜」とか思わなかったもんな。まあ、主人公が死ななければいいのであろう。
ともかく、この本は喜んで読んでくれたので、よかったよかった。