ソウルに着いた!

 というわけで韓国についた。今、夜の11時(韓国って、日本と時差がなかったんだっけね)、ソウル大学のゲストハウスである。


 現在羽田空港とソウルの金浦空港の間にはシャトル便がある。おかげで夜7時過ぎに羽田を出発すれば11時前には、ソウルの宿泊先の一室にいることができるというわけだ。韓国って近いな、とあらためて思う。


 今日はなかなか忙しかった。午前中は僕の大学とフランスの社会科学高等研究院とが協定を結ぶということで、調印式にかり出された。時間がなかったので「面倒くさいなあ」と思いつつ、「教員サイドの出席者がいないんです〜」という事務方の悲鳴に負けて出席した。先方は学長以下、研究者だけで5名、大使館関係者が2名というなかなかの陣容なので、日本側もともかく人数あわせをしなければならないというわけだ。


 で、行ってみると、まだご一行はいらしてなく、先に来ていたうちの大学の学長と二人きりになってしまった。正直、少し苦手な方である。緊張してしまった。まもなくご一行が到着。中には旧知のセバスチャン(彼が学生だったころの知り合い。最近助教授になった)や、日仏会館のサバンさんら、なつかしい顔があり、ほっとした。


 まあ、結局たいした貢献もできず(なかなかフランス語が出てこないねえ〜)、ともかくにこにこして、「僕、社会科学高等研究院で勉強したんですよ〜」とまぬけな自己紹介ばかり繰り返し、愛想をふって帰った。まあ、これはこれで交流か。


 その後、教授会に出席し、それから羽田に向かった(その途中にも、いろいろあったが略)。


 ソウルははじめて。やっぱり大きな町だな(前に行ったことがあるのは釜山)。日本の町と似ているが、やはりどこか違う。至る所で道路に人があふれ出て、あちこちで大声でしゃべっている声が聞こえる。パワフルで、なんだか懐かしい雰囲気。どこかで見たことのある風景のような気もするけど、どこだったかなあ。


 機内で読んだハングル教本にしたがって、いろいろ話してみるが、「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」以外は、あまり通じず。まあ、これはこれで交流か。


 これから正味2日間だが、しっかりソウルを楽しみたい。といって、2日間ともプログラムがびっちりだから、あんまり町歩きはできそうにないけど。まあ、それでも、しっかりと韓国の空気を吸いたい。