保父さん体験

 昨日は、A-sanの大学時代の同級生たちが、我が家で集まることになった。このグループはだいぶ少子化対策に貢献していて、大人が6名に対し、子供は7名であった。しかしまあ、子供7名というのはだいぶパワフルな状況である。ちなみにDaichiはその中で一番のおちびさんであり、上は中学生までいる。が、主力は3〜5歳児であり、僕はさながら一日保父さんであった。


 一人の子供が背中によじ登ると、わさわさと次のがやってきて、気づくと3人くらいがしがみついてくる。ほとんど猿山状態であり、みんなで僕の髪の毛をくちゃくちゃにしてくれる。家中のありとあらゆる高い場所によじ登り、飛び降り、まあなんというか、、、たいへん元気である。性格は出るもので、人のうちなんていうことは露にも気にせず、我が物顔の子もいれば、大勢の子供に怖じ気づいて、トイレの前から離れようとしない子もいる。まあ、それでも子供というのはかわいいもので、(20歳過ぎとちがって)すぐに慣れてじゃれついてくる。


 Daichiはというと、彼の性格がだいぶよくわかるのだが、みんなが来て、同じ動作、同じ言葉を発することに、至上の喜びを感じるらしい。すっかりハイになり、笑い、おどけて見せ、お姉さんにあおられて高い場所に上り、降りられなくなって半べそをかきつつ、それでもうれしそうだった。片足で立って見せたり、「イナバウアー」をやってみせたりと、おお張り切りであった。


 Daichiの父親らしく人が大勢来るとハイになり、これまたDaichiの父親らしく外面のいい僕は、ホスピタリティを発揮したつもりだが、その反動で、今日はいささかぐったり気味。明日はもう月曜か。なんとか3月最終週をのりきるぞ。