自戒

 今日、とあるところで会った方から、「ブログ、読んでますよ」と声をかけていただいた。ありがたいことである。


 が、その方いわく。「でも、なんとなく、いつも悲しげですね」。そうかな?ちょっと意外な感想をいただいた。


 トホホな話が多いというのは、その通りだろう。しかし、その方が言うことには、それ以上のニュアンスがあるようだ。隣にいた、やはりこのブログを読んで下さっているという方が言葉を継いだ。「だいたい、文章の終わり方にちょっと無理があるのでは」。いつも、とりあえずの結論を出すため、どうも一般化した命題に頼りがちであるとの指摘であった。


 たしかに、僕の文章の書き方として、あまり「落ち」を考えずにあれこれ書いて、最後にとりあえず話をまとめようとする傾向があるのは否めない。それが、どうも、「苦しい」印象を与えるようだ。なーるほどね。「デモクラシーが、、、」とか、「社会が、、、」とか、そういう大上段な終わり方をするのが多いのも、同じ理由ということである。う〜む、思い当たる節がないでもない。


 まあ、全部を自分で引き受ける必要はない、ということだ。世の中で誰もそんなことを求めていないのに、いろんな問題を自分一人で抱えたような顔して議論してもしかたがない。どこまでを自分で引き受けるか、ということが重要なのだろう。逆に、自分が引き受けられること以上をあれこれ論じようとすると、どうしても一般論になりやすいし、それはある意味で無責任な話になりがちである。ブログだけでなく、いろんなことに当てはまる話だと思った。


 ちょっと自戒しよう(って、こういう反省モードの結論がまずいのかな)。