脳のキャパシティー

 今日は休日出勤で大学へ。たまりにたまった事務仕事を片付ける。多少はこころの負担が減った気がする。


 しかし、やはり僕が事務的にあまりユーノーでないことは、去年自分が書いた某学会の決算書を見て、「なんでここの数字はこーなんだろー」とまったく思い出せないことで、明らかである。細かいところを見ているとなぞはなぞを呼び、半日かかってようやく、去年の記憶が8割くらい戻ってきた(あと2割はどうもあやしい。困ったものだ)。


 去年の今頃は、この調子でやれは数年にしてこの組織の全貌は把握できるだろうと思ったが、まったくあさはかであった。僕のとり頭では、1月たつと、事務上のディテールを、ほぼ5割方忘れ、1年たつと9割方忘れる。この調子でいくと、かなり小さめの組織ですら、全貌を把握するのに数十年はかかりそうである。


 やはり僕の脳みそのキャパシティーを考え、最低限必要な情報を保持するためにも、それ以外の情報はせっせと捨てるしかない。そう思ってあきらめよう。