パリ

 現在、パリについて2日目である。最近、フランスにはご無沙汰で、ほとんど2年ぶりになる。とはいえ、この国はあまり変わらない。何だか昔のままの気がする。


 今日は、さそっていただいたので、ソルボンヌ大学でのコロックに出席する。主催は政治哲学者のアラン・ルノー教授。テーマはDéfinir et mesurer le développement académique。直訳すると「学術の発展をいかに定義し、測るか」というところか。大学の研究・教育もつねに評価され、比較される。それでは、そもそも研究や教育の成果といったものをどう定義づけ、測ればいいのか。現代的なテーマだが、政治哲学の課題として取り上げられているのが、興味深い。


 参加者はヨーロッパ諸国、アフリカ、アジアから幅広い。インターネット中継の参加もあり、なかなか今の時代らしい企画だったと思う。