クジラ

 先日のエントリーで書いた、Daichiの「日本は戦争をしない国」発言の出元は、どうも僕だったようである。前に「日本は昔、アメリカと戦争して負けたんだ。それでもう、戦争はしないことにしたんだ」と言ったらしい。な〜んだ。でもまあ、こちらの言ったことをよく覚えているものである。気をつけないと。


 それから、「日本の総理大臣はあそーさんでしょ」と言うので、「そうそう」と答えると、「あそーさんは、人気がないんだけど、やめないんでしょ」。う〜む、そんなこと言ったかな。言ったよな、たぶん。


 へんな社会科早期教育はやめておこう。で、今日は枕元でクジラの話をした。「クジラは魚に見えるけど、実は人間や犬や馬なんかの仲間なんだよ」。「へ〜」。「クジラは人間と同じように肺で呼吸するんだ。だからときどき息を吸うために海面まであがってくるんだ」。「あ〜、テレビでクジラが潮を吹くのを見たよ。でも、サメも潮を吹いていたよ、サメも人間の仲間?」「いや、違うはずだけど、、、」。父の科学教室は、説明ができなくなったところで、突如終わる。


 話を変える。「クジラはね、昔は地上で暮らしていたらしいよ。でもね、あるとき海に行ったら、水の中の方が快適だ、ということで海で暮らすようになったんだ。前は足もあったんだけど、だんだん魚のようになったんだ」。ほんとうかどうか知らないが、前にそんな聞いた話を聞いた気がするので、うけうりで話す。


 すると、「なんだか、それは悲しい話だね」という。ふ〜む、悲しいかな、いや、子供の感受性はおもしろい。