今年の反省

 今年、いったい自分が何をしたのかと考えると、途方に暮れる。ただ忙しかっただけではないかと、ちょっと虚無的な気にもなるが、ひとつよかったと思うのは、自分より若い世代の研究者たちとたくさん接することができたこと。今年は、これまで以上に、若くて優秀な方たちと一緒に考え論じる時間が多かった。


 もちろん、年長者の風を吹かせるのは柄ではない。


 そもそも研究者の世界では、年齢はそれほど重要ではない。研究者としてのキャリアはもちろん重要だが、キャリアは短くとも優秀な人は優秀だ。


 ただ、年上の人なら、「いつかは自分もああなりたい」と思うこともできるが、自分より若くて優秀な人にはただ感心するしかない。「う〜む」とうなるしかない。


 来年以後も、そういう「う〜む」な人たちとコラボしてきたい。