ゲド戦記

 今日、家に帰ってふとテレビをつけると、『ゲド戦記』をやっていた。ル=グウィンの原作は好きだけど、映画の評判悪いしなあ、と思って数分だけ見てみる。


 そういう先入観があるからかもしれないが、やはりいただけないなあ。トラウマをかかえた青年の行き場のない内向という感じで、(現実にそういう例をうんと見ているだけに)、「もういいよ」と思ってしまう。


 エンターテイメントに必要な解放感を、ご都合主義じゃないかたちで、いかに観客に与えるかだなあ。ま、それが難しいんだけど。