ドラノエ

 パリで、北京オリンピックへのボイコット運動が高まっている。セゴレーヌ・ロワイヤルは前からボイコットを言っているし、サルコジもオリンピック開会式のボイコットを検討しているらしい。で、今回、パリでの聖火リレー妨害をめぐる一連の騒ぎである。


 すごいなあ、と思うのは、パリ市長ドラノエである。市庁舎に「パリは世界の人権を守る」という横断幕をかかげたという。う〜ん、世界と来たか。いや、なんともフランスらしいというか、、、たいしたものである。


 このドラノエさん、同性愛のカミングアウトで有名になり、パリの道路のビーチ化(パリ市内を走る高速道路に砂をまいて、ビーチ気分を味わうというもの。これはこれで、すごい話である)も話題になった。市長にも再選されたというし、最近どうしているのかな、と思っていたら、またまた存在を示してくれた。


 久しぶりに、なんだかいかにもフランスらしい話題である。やはり、こういうときこそ、ものをいうフランスであって欲しい。