シンポ当日

 国際シンポ当日。僕も、この手の企画にはだいぶ慣れてきたつもりだけど、やっぱり当日になると緊張する。朝、到着すると、事務方のみなさんはすでにミーティング中。思わず緊張感がただよう。僕は僕なりに役割はあるはずだけど、意味不明に会場をふらふらする。一人ひとりお客様が見えると、さあ、こんなにお客様に来ていただいて、きちんとした内容のシンポジウムをほんとうにできるのか、一瞬不安になる。


 始まってみると、みなさん時間ぴったりに話してくださるし、何より内容が面白い。う〜む、なかなかいいではないか、と悦にいる。


 一番緊張したのは最後の総合討論。僕も一応パネリストだけど、まったく事前の打ち合わせがない。どうなることかなあ、と思っていたが、司会のGさんのたくみな議論のはこびを誉めるべきか、むしろ彼の無茶な質問(ほとんどキーワードだけ振って、「で、どう思います?」)攻撃になんとか対応したパネリストがえらいのか、ともかく話が展開して大団円へ。


 いやあ、よかった、よかった。我が身を振り返ると、いろいろへまもやったが、全体としてうまくいったので、まあ、よかったということにしておこう。続きはあと明日の半日。がんばるぞ。