冥王星とユニラテラリズム

 冥王星の惑星からの降格をめぐる騒動はおもしろかった。まあ、結局、冥王星は小さすぎるというわけだろう。冥王星を惑星というなら、それより大きくて太陽の周りを回っている物体はある。そうだとすれば、それらをみんな惑星にするか、あるいは冥王星に涙を飲んでもらうしかない。


 しかし、こういうことも、国際会議で決めるというのはおもしろい。冥王星を発見したのが米国人ということで、最後までこだわりを見せた米国も、最後は押し切られたらしい。さすがにこの世界ではユニラテラリズムは通用しないということか。